骨盤の歪み(ゆがみ)のウソとホント

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骨盤の歪みってなんでしょう?

産後ママが気にしていることの一つに

骨盤の歪みがあります。

 

 

骨盤矯正しなくちゃ!ですよね。

 

でも骨盤は

ゆがんだり、ねじれたりしません。

 

これ、実はどこがどう歪んでいるのか、どうねじれているのか

という解釈の違いも大いにあるんですけど

百歩譲って歪んだり、ねじれたりしてるとしても

それは0.2〜3mmとかそんなレベルです。

 

そして、

その歪み、実は痛みや不調とは因果関係はありません。

 

 

「背骨がずれているから私、腰痛なんです。」

とカウンセリングの時におっしゃる方の話を聞くと

整形外科や、他の整体、接骨院などで

そう指摘されたから。とおっしゃいます。

 

背骨が出っ張ってるでしょ?ほら!

という方もいます。

 

ずれていることと痛みの因果関係はそもそもありません。

出っ張った背骨と言いますが、ご年配の方が圧迫骨折で背骨が出っ張るならわかりますが、

腰が痛くて、腰ばかり触っていたらちょっと出っ張ってるのに気がついて、

これがずれているんだ!と思い込んだり、それのせいだと指摘する先生がいたりすれば

もう、ずれ=痛みになります。

背骨も一つ一つ形は違いますし、猫背でばかりいたら、後ろに出てきます。

それは猫背のせいで腰痛になることはありますけど、背骨が出っ張ったから、

というのは違うんです。

 

関係ないんです。本当に。

 

骨盤の歪みの正体

骨盤には関節がいくつもあります。

  1. 左右の寛骨と仙骨を繋ぐ仙腸関節2ヶ所(図の左右の丸のところ)
  2. 左右の恥骨を繋ぐ恥骨結合1ヶ所(図の下の丸)
  3. あとは仙骨と腰椎5番の間の仙椎関節
  4. 左右の大腿骨と骨盤のいわゆる股関節

一般的な歪みは1と2が歪むと主張しています。

これはウソです。

 

ホントの歪みは、図全ての骨盤というユニット自体が

前傾きになったり、横傾きになったり、後ろ傾きになる

というのが正解です。

 

また、出産によって恥骨結合が引き伸ばされたり

恥骨結合離開という状態になると

これは歪みではなく、怪我のような状態になります。

これはサポーターの補助や安静を中心に周りの筋肉を緩めて負担を減らさなければいけません。

 

産後の骨盤の歪みとは

お腹の赤ちゃんが成長し、骨盤全体が前傾きになります。

お腹がせり出したいわゆる、骨盤前傾姿勢が数ヶ月続くことで

腰に負担がかかるわけですね。

だから腰痛、腰に悪いというわけでもないんですが、長くなるので

これについては別の記事を書きます。

 

そして、出産しました。

産前産後で寝たきりになり、筋力が落ち、

腹筋、背筋群のバランスが悪くなっています。

体の中ではたくさんの老廃物の処理、軟部組織の修復再生も始まっています。

母乳も作らなければいけません。

体内の代謝エネルギーはそちらにもって行かれます。

 

そこに赤ちゃんの抱っこが始まります。

抱き方にも寄りますが、

  • 骨盤を左右どちらかに斜傾けて抱っこするママ
  • 骨盤を後傾させて抱っこするママ
  • 骨盤を前傾させて抱っこするママ

大体は斜めと後傾か、斜めと前傾の合わせ技です。

腕の力の有無も関係してきます。

 

この姿勢がママにとって負担になり、痛みが出る。

これが私たち治療家の扱う骨盤の歪みという症状です。

あえて骨盤の、というのは、まあ、いやらしい話です。

キャッチーなフレーズというだけの話。

どんな施術が有効なのか

この正しい解釈の歪みは、体全体のアライメント(正しい位置、姿勢)に影響があります。

背骨、大腿骨も含めた体全体の問題として捉えないと

痛みをとることにはつながりません。

 

骨盤周りの筋肉、関節の調整をすると

正しいアライメントが保持しやすくなります。

痛みがある方は緩和されるので育児しやすく

ラクでスムーズな状態になります。

 

心理面のメリットも多い

専門の先生からちゃんと説明を受け、

不安がなくなり、

体もラクになり、

自分の体を癒すことは大きなメリットです。

 

体がラクになればなんでも・・・

骨盤矯正と謳う治療院の中には

わかりやすい言葉で来院につなげて

実は歪みってこういうことなんですよ

と正解を教える良心的な先生もいます。

でも、ホントに仙腸関節と恥骨が歪んでると信じて治療している先生もたくさんいます。

痛みがなくなれば、どっちでもいいんですけど、ウソになることは言うべきではないと思います。

 

まとめ

  1. 骨盤の歪み、ねじれは解釈の違いがある
  2. 痛みは骨盤だけでおきているのではなく、体全体の歪みとして捉える必要がある
  3. 治療は体だけでなく、心理面にもメリットがある

 

ご相談はお気軽に


 

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